海月館水葬前夜

海の底には、きっと地獄がある。
『海月館水葬夜話』(2020.7.17発売)に至るための前日譚。

海月館水葬前夜

ぜんぶあげるから、置いていかないで。ずっと一緒にいて。

『海月館水葬夜話』(2020.7.17 集英社オレンジ文庫様)の前日譚。
※ 前日譚 → 本編(文庫)/本編(文庫) → 前日譚 どちらの順番でも読むことできます。

2021.2.7 第四章 ふたり、海の底/終 更新【完結】


――死んでも忘れることのできない後悔は、ありますか?

遠田湊は十年ぶりに故郷に帰ってきた。
そこで待っていたのは、呪いのような初恋の男と、
 後悔を抱えて彷徨う死者の魂だった。

死者の後悔を紐解き、海に還す家に生まれてしまった男女の、
何処にも行けない地獄のような恋の話

幼馴染の再会から始まる、愛と憎悪、恋と執着、生と死をめぐる葬送譚。



『海月館水葬夜話』を応援してくださった読者の皆さまに、愛を籠めて。ありがとうございました!

『海月館水葬夜話』

前日譚から数年後。本編にあたる物語。

発売日
集英社オレンジ文庫 (2020.7.17)
装画
青藤 スイ 様
ジャンル
現代、葬送ミステリー
海の底には、きっと地獄がある

遠田湊には秘密がある――。美しい海月の姿をした海神(わだつみ)信仰の根付く穏やかな港町で、湊は司書として働いている。と同時に、幼なじみの凪と暮らす海月館で、家業を手伝ってもいる。死者たちの後悔を紐解き、海に還すのだ。今宵もまた、さまよえる魂がひとり――。
それはやがて、静かな町で起きた凄惨な通り魔殺人の暗部に繋がり……⁉[オレンジ文庫公式サイトより引用]

 さまよえる魂を海に還す。そんな家に生まれた男女の幼なじみと、後悔を抱えた死者の織り成す葬送譚。

出版社公式

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集英社オレンジ文庫編集部(コバルト編集部) 気付
東堂 燦

東堂 燦 (トウドウ サン)

小説家。『薔薇に雨』で、2013年度ノベル大賞佳作受賞。
少女小説/ファンタジー/ライト文芸/ノベライズ 等 切ない物語が得意
愛のある物語が好き。苦しみや痛みのなかにも、優しいもの、美しいものがある物語でありますように。