登場人物
- カグヤ
- 異世界転生?した落ちこぼれ魔女。前世は十五歳の女子中学生だった。
- イヴ
- 軍属の第二王子。母親が魔女であったため、王からも疎まれ、人生の大半を戦場で過ごす。
- ミレイユ
- カグヤの母。イヴの部下であり母親代わりでもあった。ダリウスとは再婚。
- ダリウス
- カグヤの父。もと軍医、現在は町医者。
- ヨアン
- 王太子。イヴの異母兄。離宮の火事により療養中。
- アガート
- イヴの悪友にして、もと腹心の部下。現在は王太子付き秘書官。
- ディオン
- イヴの部下である少年。
- エステル
- カグヤの親友。城下町で人間のふりをして暮らす魔女。
東堂 燦(トウドウ サン)
小説家。『薔薇に雨』で、2013年度ノベル大賞佳作受賞。苦しみや痛みのなかにも優しさや愛おしさが残るような、
そんな物語を目指しています。楽しんでいただけたら幸いです。
サイト本家:羊の瞳
Twitter:@sun_todo
徒然 :note
商業作品既刊
ガーデン・オブ・フェアリーテイル 造園家と緑を枯らす少女/ 装画:友風子 様
現代、幻想ミステリー (2018.8.21 集英社オレンジ文庫様)
植物を枯らす呪われた手を持つ撫子は、父の死後、知らぬ間に自分が花織という男と結婚していたと知る。花織の許を訪れた撫子は妖精にまつわる不思議な事件に巻き込まれ……。
春夏秋冬、季節をめぐる4つの短編連作。
緑を枯らす呪われた指を持つ少女 × 緑を愛する造園家の青年。訳あって夫婦となった二人の、庭と妖精の呪いをめぐるお伽噺。
触れたらきっと、この恋は朽ちてしまう
湖城の魔王と異界の少女 睡蓮の花嫁/ イラスト:うぐいす(白谷ゆう) 様
異世界トリップ・西洋風恋愛FT (2016.12.1 集英社コバルト文庫様)
女子高生の小夜は、両親を亡くし、失意のまま湖に落ちた。冷たい湖の先に待つのは、魔族たちが暮らす魔界だった。
小夜を捕えたのは、睡蓮の魔族にして《湖城》の国を治める魔王・ヴィリ。
二人の出逢いは、魔族に強力な力を与えることができる人間《花嫁》の伝説と、過去に絡みついた因縁を呼び起こす。
魔王の座を巡る陰謀が動き出すなか、小夜はヴィリの《花嫁》になれるのか。
魔女の赤い太陽 / イラスト:由利子 様
西洋風ダーク恋愛FT (2015.5.1 集英社コバルト文庫様)
太陽神を祀り、魔物を狩る教会が治める王国。
少女・ルーナエは、幼い頃に記憶を失い、騎士イグニスに助けられた。以来8年間、国境で薬師の師匠と暮らしながら、幸福な日々を送っていた。
しかし、ルーナエが15歳となった日、師匠が失踪してしまう。師匠を探すため、イグニスを頼りに王都に出たルーナエは、王国に根差す暗い秘密に巻き込まれる。
やがてそれは、ルーナエが忘れ、イグニスがとらわれ続けた過去へとつながり……。
魔女と過去をめぐる、 贖罪と救済の物語
薔薇に雨 / イラスト:四位 広猫 様
アラビアン恋愛FT (2014.10.31 集英社コバルト文庫様)
精霊王が守護し、精霊によって彩られた王国。
誰もが精霊王の加護を持ち、精霊を行使することで不思議な現象を起こす《彩霊術》を使っていたが、少女・ファラは彩霊術を使うことができなかった。
――生まれつき精霊王の加護を持たない、という秘密のために。
それでも努力し、国内最高峰の学院に進学したファラを待っていたのは、彩霊術が使えないことによる落第の危機。
窮地に陥ったファラに手を差し伸べたのは、学院に在籍する第九王子で……。